第93回 大和電設工業株式会社
第93回は「大和電設工業株式会社」さんです。昭和26年大和工業所を起業後、昭和27年には大和電設工業株式会社を設立されました。設立当初は、電気メーカーの販売店として新町三条にショールームを開設。当時、個人宅には贅沢品とされていたテレビ、洗濯機、冷蔵庫などを旅館などへ販売しておられました。転機となったのは昭和28年、電話交換機が民間に解禁になったことで通信・情報の分野へ幅広く事業を拡げられていきます。
現在は、『情報通信』『ICTソリューション』『電気設備』の3部門を中心に事業展開されています。『情報通信』事業では、電話・LAN回線の敷設などの工事から保守までを一貫して請け負い、業務効率がアップする職場づくり、コスト削減などの提案も行われています。『ICTソリューション』では、ソフトを使い、オフィスの効率アップで業績向上に貢献。『電気設備』では図面作製や、工事、そして様々な作業技術者を取りまとめる施工管理者として、現場を指揮・施工。また、太陽光発電設備などクリーンなエネルギーの提供もされています。どの部門でも高いレベルの技術者を育てられているので、3つの領域の全てにおいて自信を持って提供されています。
そういった技術や能力のある社員の意識向上を目的として、3ヶ月に1度、全社員(本社・滋賀支店・大阪支店)が集まる「全社員研修会」を行われています。議題は毎回様々で、主に営業やISOの活動報告、時には講師の方を招かれることもあるのだとか。
設立からこの65年の間に、4000社近くの会社をサポートされてきた大和電設工業㈱さん。栩谷社長は、「商品やサービスを提供する当社は、“顧客価値提供”こそが、当社の存在価値。“御用聞き”ではなく、課題発掘や価値創造の能力を高めることが必要。これからも京都密着。関西密着。お客様のとなりに寄り添い、24時間365日いつでもすぐに駆けつける体制で今後も歩んでいきます。」とお話下さいました。このような地域に根差した企業が私たちの地元におられると心強いですね。