第98回 株式会社 キャビック
今回は、送迎、京都観光タクシー、介護福祉関連サービスをされている株式会社キャビックさんです。
「移動」・「介護」・「環境」の3つのキーワードに、移動と介護を一体化したサービスの提供、また地球環境のことも考えられた車両手配を行われています。当初はタクシー事業から始められ、昭和52年に京都府下で初めてリフト付き福祉タクシーを導入、そこから福祉事業に参入されました。平成12年には、2級ホームヘルパー養成教室「すぃーとハンズ」を立上げ、訪問介護事業の指定を受けて、府下で初めて“介護タクシー”のサービスを開始されたそうです。それ以降、介護事業として夜間対応型訪問介護事業、グループホームや通所介護事業を開始。現在では京都市と向日市の3か所でグループホームや併設した小規模多機能型居宅介護事業など地域密着型介護事業を運営されています。また社員教育も大切に考えておられ、「介護職員初任者研修」を、新卒採用の社員には必須、またタクシー乗務員の方やパート従業員の方にも勧められています。乗務員の方がこの資格をお持ちであれば、体に不安がある方でも安心して利用できますね。
現在、代表取締役社長の兼元さんは、一般社団法人京都府タクシー協会において会長職を拝命され、法人・個人タクシーの全てのタクシーが“オール京都”で取り組み、京都を訪れる観光客が“また、京都に行こう”と思える『おもてなし』を提供できるようにと、京都のタクシー業界の発展の為、ご尽力されています。その中の一環として、今後の外国人観光客の増加も見据えた仕組みを構築され、外国語研修や接待研修を受けた認定者の乗務員が接遇する「フォーリン・フレンドリー・タクシー」にも力を入れられています。
昨年、創立55周年を迎えられた(株)キャビックさん。今後も、社会の多様な変化にいち早く対応し、地域社会で必要とされる企業を目指していかれます。是非みなさんもキャビックタクシー、ご利用してみて下さい。