第110回 株式会社 寺子屋
第110回は、全国各地でお土産屋さんを展開されている(株)寺子屋さんです。1978年、現在社長の海蔵講平さんが1号店を京都大原にて開店されました。当時は、数人の仲間と学びあいながら会社をしていこうという想いで“寺子屋”と名付けられたそうです。その後、全国的に出店を続けられ、現在は北海道から沖縄まで全国各地に150店舗を展開されています。
現在お土産の流れは“雑貨”から“食”に変わり、お客様の求められる商品展開を心がけられています。海蔵社長は、食品は国内生産でというお考えをお持ちで、生産現場にも目を向け、京都の菓子工房や境港のスイーツファクトリーなどの運営にも力を注がれています。
食品事業では、「おかき処 寺子屋本舗」や「抹茶スイーツ処 茶和々」など、日本の食材をもとにしたお菓子を提供されています。その中でも(株)寺子屋さんの大きな転機となったものは、世界的に有名な「キャラクター」とコラボしたお店です。当初の契約時には条件面や品質管理に大変苦労されたそうですが、現在は全国にコラボしたお店を出店されています。そんなコラボ店のひとつ、和とPEANUTSが融合した錦市場にあるスヌーピー茶屋を訪れると国内外のお客様で大変賑わっており、たくさんのかわいらしいグッズ、お菓子が並んでいました。錦市場限定の商品もあるようで、地元の私たちが訪れても楽しめるお店となっていました。
海蔵社長は、今後も新事業をお考えのようでたくさん楽しいお話をお伺いすることができました。「自分達で企画したものを自分達で売りたい」という信念は創業当時から変わらず、作る段階からお店の運営まで目を向けられています。今後も全国各地で観光されている方に向けた商品を提供され、皆さんの旅の思い出作りに貢献されていきます。皆さんも、是非一度訪れてみてください。