第140回 株式会社暁電機製作所
第140回は、マイクロエレクトロニクスを応用した各種システム機器の企画から販売までを行われている「株式会社暁電機製作所」さんです。
1969年京都市山科区にて分析器メーカーの協力会社として7名の従業員と共に創業され、現在は100名を超える企業へと成長されました。
「㈱暁電機製作所」さんの特徴は、企画、開発、設計、生産を品質保証体系に基づき自社一貫体制で行われており、全社員の4割を技術者の方々がしめています。
最近では、東京オリンピック開催に向け自動外貨両替機を開発、販売されましたが、コロナ禍による入国禁止措置のため残念ながら利用される機会が減りました。しかし、その反面急速にキャッシュレス時代に突入したため、それまでに開発されていたキャッシュレス端末や、電子マネーチャージ機などが大きく成長しました。
社内を拝見させて頂くと、身近にあるスーパーの現金チャージ機を発見!更に今年度イオン株式会社のグループ店舗へ設置する電子マネーWAONの「新型WAONチャージ機」をトッパン・フォームズ㈱と共同開発されました。今年度中に全国の店舗へ配置が決まっているそうでキャッシュレス決済の拡大に貢献されています。
社内の事務スペースは仕切りがなく「見える壁は作らない」という先代の言葉を大切に、整理整頓が行き届いた風通しのよい社内環境を整えられていました。今回西河社長より「社員の成長を大切にしていきたい。それは部署の成長、会社の成長、それが社員の成長へとサイクルして繋がっていく」というお考えをお伺いすることができました。
「仕事はのびのび、眼はいきいき、動きはつらつ」を経営理念にAES(自社商品)事業を基軸に「ARUNASをロゴからブランドへ確立する」をスローガンに掲げられ躍進していかれます。今後もさらなる発展が楽しみです。