vol.15 市電の面影残す石畳

tram
日本で初めて電車が走った街・京都。今から100年以上も前の1895年、この地で
路面電車が誕生しました。当初は数キロの民営路線でしたが後に「市電」となり、
最盛期には総延長76キロまで拡大され、街の主要な移動手段となったほどです。
多くの市民や観光客に惜しまれつつその役目を終えたのは1978年のこと。姿を消
してからずいぶん月日は経ちましたが、当時の面影をとどめるものが街のあちこ
ちにあるのをご存知でしょうか。それは二年坂や産寧坂、石塀小路などの石畳。
路面に敷かれていた御影石が、実は石畳として再利用されています。チンチンと
合図を鳴らし、のんびりと進むあの姿…情緒あふれる町並みを歩けば、懐かしい
光景がよみがえってくるかもしれませんね。

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