vol.52 一度は酔いたい?! 京の酒場スポット
情緒あふれる京都にも、飲兵衛が集まる酒場スポットというのがあります。これは歓楽街と違い、町の一角の小さな建物に飲み屋が集まるディープな世界。たとえば先日、仕事帰りに阪急西院駅あたりを歩いていた時のこと。人だかりができてい
Read more情緒あふれる京都にも、飲兵衛が集まる酒場スポットというのがあります。これは歓楽街と違い、町の一角の小さな建物に飲み屋が集まるディープな世界。たとえば先日、仕事帰りに阪急西院駅あたりを歩いていた時のこと。人だかりができてい
Read more「ジャパン」。日本から輸出された品々のすばらしさから、欧米でそう呼ばれるようになったという「漆器」。 その中でも美術工芸品としても名高いのが、京塗、京蒔絵とも呼ばれる京漆器です。 その歴史は古く、平安時代には祭祀用の装飾
Read more国内外に人気の観光地・京都。観光時に使う交通手段はいろいろありますが、市バスや京都バスを利用する方も多いですよね。京都中に張り巡らされたバス網を使いこなせば、古都の町を縦横無尽に移動することができます。最近では、小型のラ
Read more生まれも育ちも錦市場。だからといって、商売人とは限りません。彼の名は「伊藤若冲」。奇想の画家として、江戸時代中期に活躍した絵師です。30代になってから本格的に絵を学びはじめたという若冲。市場で売られていた食用の雀を全部買
Read more平安初期に京都で生まれた「扇子」。ひと言に扇子といっても、風を起こすための一般的な扇から、舞扇・茶席扇・祝儀扇・飾り扇など様々な種類があり、涼をとる・踊る・鑑賞するなど多彩な用途で使われています。しかしこの扇子、元々は全
Read more祗園や宮川町など、京都の花街で舞踊公演が行われる春。艶やかに舞う舞妓さんの結い髪に、しゃなりと揺れるのが「花かんざし」です。絹の羽二重などを材料に、様々なタガネで花びらなどの形に打ち出し、和紙、平糸、針金などを使って美し
Read more春は引っ越しの季節ですね。引っ越しが決まった京都人たちが向かう、とある場所はご存知でしょうか。それは、「妖怪ストリート」として有名な商店街にある、「大将軍八神社」(だいしょうぐんはちじんじゃ)です。由来は武家時代よりもも
Read more学問の神様・菅原道真公を祀る北野天満宮では、道真公の誕生日6月25日と命日2月25日にちなみ、毎月25日に縁日が開かれています。骨董品や着物、食器など、 1000軒以上の様々な露店が並び、掘り出し物を求めて足しげく通う方
Read more何気ない路地の奥に、新たな発見がひそんでいる京都。たとえば、先斗町や祇園、西陣といった古い町並みで多く見かけることができ、京都の人々の生活や歴史に触れることができます。一般の方が生活されている場所もあるので、うっかり間違
Read more蒸し暑さをしのぐ京都の風物詩といえば「川床」。ところでみなさん、「川床」という漢字をどのように読まれましたか。実は、「かわゆか」と読むのは鴨川、「かわどこ」と読むのは貴船なんです。正しくは「鴨川納涼床」と呼ぶ「かわゆか」
Read more雨の日が多くなる梅雨の季節。そんな時期の京都散策なら、室内で楽しめる場所へ出かけませんか。たとえば「二条城」。二の丸御殿に入ると、襖絵や天井画など、あらゆる部分に華麗な装飾を見ることができます。これらは、狩野探幽をリーダ
Read more鎌倉時代、栄西禅師が抹茶の原料となる碾茶の製法や喫茶法の普及に努め、その栄西から茶種を受け取った高山寺の明恵上人が茶の栽培を広めました。こうして、お茶の産地として有名になった宇治。江戸時代には、朝廷や将軍のもとへお茶を運
Read more清水へ 祇園をよぎる おぼろ月夜 こよい逢ふ人 みなうつくしき 早春の清水をこう詠んだのは、歌人・与謝野晶子です。彼女が讃えたその美しい夜の風景を舞台に「京都・東山花灯路」が毎年3月に開催されています。花灯路期間には周辺
Read more約400年前に建てられた宮家の別荘「桂離宮」。その御殿に使われているのが「北山杉」です。木肌がなめらかで、光沢があり、変色・亀裂がないという北山杉の特徴は、時間と手間をかけて育まれたからこそ。丹念に磨きをかけられた本物が
Read more京都の冬の風物詩として有名な鴨川のユリカモメ。冬になると、遠く3000キロ北のカムチャッカ半島から日本へ飛来してくるユリカモメは日本の各地に降り立ちますが、京都の鴨川では、この地の美しい風景と相まってなんともいえない情景
Read more今出川といえば、地下鉄の今出川駅と同志社大学…というイメージかもしれません。しかしこの今出川。京都御苑の北側に位置し、由緒ある文化や歴史に出会える、京都観光の穴場エリアです。たとえば茶の湯。茶道の家元が集中しており、茶道
Read more今回ご紹介する紅葉スポットは、叡山電車の「もみじのトンネル」。叡山電車は京都洛北の玄関口、出町柳駅を起点に、貴船・八瀬への路線を有する鉄道です。この叡山電車・鞍馬線の「市原」駅から「二ノ瀬」駅間に約250メートルの「もみ
Read more京都の町を歩いていて、喫茶店が多いと感じたことはありませんか。それも、「珈琲」にこだわった喫茶店です。京都には、長年地元で愛されてきた名店から、近年オープンした喫茶店まで、豆、焙煎、ドリップ…その店独自の珈琲を極めた喫茶
Read moreたとえば、寺院の手洗場で給水口になっているのが龍だったり、鴨川が四神のひとつ青龍に例えられていたりとするように、龍は水にまつわる神獣です。しかし、水とは一見関係ないような禅寺の法堂で、龍の天井画を見たことはありませんか。
Read more夏の午後。一服するならつめた〜い食べ物でひんやりしたいもの。削った氷にお気に入りのシロップをかけたかき氷は、まさに涼を感じる夏の風物詩です。さてさて京都のかき氷、その元祖は平安時代にまでさかのぼるようです。清少納言の「枕
Read more京都では待ち合わせのメッカのひとつ、通称「土下座前」。この土下座をしている像は、江戸時代を生きた高山彦九郎さん。勤王の志高く、この像も御所の方角に向いてお辞儀をしています。この時代、幾人がこのような気持ちを持っていたこと
Read more京都の町を歩けば、あちらこちらで見かける京町家。その家屋には独特のつくりが施されています。たとえば「天窓(てんまど)」。昔の京では隣同士が密接して家が建てられたため、家屋の横側には窓がつくれませんでした。また京都人には、
Read more遠く福井県若狭から峠を越え、いくつもの村や町を通り抜け京都まで続く鯖街道。日本海の荒波にもまれ、身がしまった若狭の鯖を運んだ道です。すぐに鮮度がおちるため、京都までの長い道のりを塩鯖にして届けられました。そうして届いた塩
Read more漬け物、あぶらとり紙、清水焼、京扇子、宇治茶…京都の名所を観光する途中で、おみやげを選ぶ楽しみ。いま挙げたもの以外にも京都の名産品は数ありますが、京みやげの定番といえば、やはり「八ッ橋」ではないでしょうか。細長い形状で焼
Read more在放送中の大河ドラマでも描かれている戦国時代。 愛知で生まれ、大阪で栄華の時を迎えたこの女性は、夫を亡くした後、京都で晩年を送りました。 北政所、豊臣秀吉の正室「ねね」。陽気で人の心を和ませるねねは、夫を支え、夫に愛され
Read more町家や古い洋館が立ち並ぶ情緒豊かな「柳馬場通」。ところでこの通り名、何と読むかご存知ですか。これは「やなぎのばんば」と読みます。その名の由来は、 さかのぼること約400年以上前。天正17年(1589年)に豊臣秀吉が、「柳
Read more脂がのったジューシーな白身、口の中でほどけるような食感、癖がなくほくほくとした味わい…この絶妙な旨みから、中国や韓国といったアジア圏の人々にも好まれ食されているという魚「銀ダラ」。「銀ダラ」はアラスカやカナダなどの寒い地
Read more京都を訪れて、想い出に残る心地よさを味わったことはありませんか。 たとえば道に迷っている時、通りすがりのおばあさんが親切に道案内してくれたり。 料理屋や店を出た後、角を曲がるまでずっと見送っていてくれたり。 宿の女将さん
Read more京都のみやげ物から雑貨、洋服まで何でも揃う「新京極商店街」。実はここ、社寺仏閣と隣接しているとあって、観光も楽しめる商店街なんです。たとえば四条通から入ってすぐの「染殿院(そめどのいん)」。つい見逃してしまいがちですが、
Read more源氏物語が記録の上で確認されてから1000年目を迎えたのが2008年のこと。 京都では作品にちなんだ数々の催しが行われたり、関連商品が販売されたりしました。 平安時代から1000年を超えた現代にいたるまで、多くの人に読み
Read more日本で初めて電車が走った街・京都。今から100年以上も前の1895年、この地で 路面電車が誕生しました。当初は数キロの民営路線でしたが後に「市電」となり、 最盛期には総延長76キロまで拡大され、街の主要な移動手段となった
Read morevol.14 京の台所「錦市場」は水処。 つも多くの人で賑わい、魚や漬物といった食材や日用品が揃う京の台所「錦市場」 。京の人から「錦」と呼ばれ親しまれているこの市場は、約400年前に魚市とし てはじまったといわれます。
Read more祇園祭はハモ祭とも呼ばれるように、京都ではこの時期がハモのシーズンです。梅雨の水を飲んで、脂がたっぷりのった7月のハモ。小骨が多く調理が難しいため骨切りという技で小骨が取りのぞかれます。ここが料理人の腕の見せどころ。熟練
Read more昔ながらの町並みが残る西陣。この町に息づく「西陣織」は平安時代、朝廷の織物を手がけていた職人が、この近辺で織物業を営んだことにはじまります。美しい織物は、時の権力者に大人気。と聞けば、華やかな歴史を思い浮かべるかもしれま
Read more新茶が出回る5月。みなさんは普段どのような日本茶を飲んでいますか。ここ京都のお茶といえば、宇治茶。宇治茶というと抹茶のイメージがありますが、煎茶や玉露といった茶葉もあるんですよ。いずれも高級なお茶として飲まれています。で
Read more春風に招かれ咲き乱れる都の桜。その桜が散るたびに感じるのは、まるで春が終わっていくような寂しさ…。しかし4月中旬から下旬頃。桜からバトンを引き継いだかのように、黄金色の花が人々を虜にしていることをご存知でしょうか。それは
Read more「花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに」百人一首でもおなじみの小野小町は、エジプトのクレオパトラ、中国の楊貴妃とともに世界三大美女の日本代表。絶世の美女という肩書きのほかに、六歌仙として平安
Read more京都の節分には、「北東の吉田神社」・「南西の壬生寺」・「南東の伏見稲荷大社」・「北西の北野天満宮」の4つを巡る四方参り(よもまいり)という風習があります。この4つは鬼門の方角にあるので、恵方(えほう)の方角が毎年どこにな
Read more京都の冬の風物詩「ゆりかもめ」。その白く愛らしい姿に出会えるのは鴨川です。水面で群れるゆりかもめの様子は、川越しに見える雪化粧の山々と相まって、さながら美しい冬絵巻を描いているかのよう。このゆりかもめは、遠くロシアのカム
Read more冷え込み厳しい季節。一杯飲んだ帰りにぶぶ漬け(お茶漬け)でも食べたくなりませんか?京都でぶぶ漬けといえば、「お帰りのお時間ですよ」という遠回しな表現。お客様を思いやりつつ、やんわりと帰りを促す京都人の粋な言い回しです。し
Read more永観堂、嵐山、大原・・・京都の紅葉スポットは数多くあります。その中でも、雄大に、圧倒的なパノラマ感で紅葉を堪能できるのが「保津川下り」です。乗員30人程度の船に乗って、亀岡を出発し一路嵐山へ。保津川をしばらく下ると、その
Read more実りの秋となり、京都では丹波栗が出荷の時期を迎えています。大粒で甘みの豊かなこの特産物は、はるか昔からずいぶん重宝されてきました。砂糖がほとんど手に入らなかった時代は朝廷や幕府への献上品となり、茶の湯が広まってくると茶会
Read more京都は碁盤の目状にたくさんの通りがある…というのはご存じですよね? 中には通り名に由来を持つ場所もあります。たとえば、河原町通から三本西へ行った麩屋町通。ここは元々麩を商うお店が集まっていたため、この名がついたといわれて
Read more盆地という土地柄、夏の暑さが厳しい京都。しかしそんな暑さに負けず外を散策していると、まるでご褒美のように、ひと時の涼しさに出会えることがあります。たとえば、打ち水でしっとりと濡れた路面、路地に落ちた家々の影、小さな神社を
Read more「ちまき、どうですか〜。」八坂神社のお祭り、祗園祭の宵山では、ちまきを売る子供たちの声が山鉾町に響きます。実はこのちまき、食べものではありません。玄関に吊るし、疫病災難除けを願うお守りなのです。 昔々、八坂神社の御祭神、
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