第18回 京阿月
第18回目は、京菓子の老舗『京阿月』さんです。1840年代中頃に、雑穀問屋として創業し、その後、主に「小豆」を扱っていたことから、昭和のはじめに、甘党・京菓子の店「阿月(あずき)」として生まれかわりました。現在では屋号を『京阿月』とし、代々受け継がれてきた小豆を選ぶ確かな目で材料を吟味して、日々京菓子作りに励んでおられます。
京名物 京のみかさ「阿月」は『京阿月』の代表銘菓です。味は、北海大納言の「つぶあん」と、大手亡と呼ばれる白隠元豆の「しろあん」、大粒の栗とつぶ餡をはさんだ「栗阿月」の3種類。原材料には特に気を配り、生地に使う小麦粉にも最上級のものを使用しています。また、季節により餡の糖度(甘さ)も工夫し、小豆の風味を生かすよう心がけているそうです。
そして来る11月26日(土)、『京阿月』本店が新しく左京区下鴨に開店します!代々受け継いできた目利きや技を大切にしつつ、新しい感性の商品も取り揃えた京菓子店として生まれ変わります。この下鴨本店限定商品として、通常のみかさの2倍の卵を使って特別に焼き上げた新開発の生地に、フランス産のクリームチーズと北海道産の生クリームのホイップとラムレーズンをはさんだ「チーズみかさ」が新発売。ここでしか食べられないこだわりの味を、ぜひ試してみてください。