第25回 京菓匠 鶴屋長生

 第25回目は、京都「嵯峨野」を中心に、四季おりおりの京菓子を販売する「鶴屋長生」さんです。元禄創業の鶴屋長信にて修行されたご主人が、「京菓匠 鶴屋長生」として京菓子の技を継承。伝統を守りつつ、抹茶や白みそ、ゆずなどの京都ならではの特産品を使い、独自の銘菓を創り出しておられます。
 代表銘菓『京風情』は、形を山とし、うずまきを水とし、栗をもみじに見立てた村雨製小倉羊羹です。ご進物におすすめの商品です。同じく代表銘菓の『利休心』は、「釜ひとつあれば茶の湯はなるものを…」と言い伝えられる千利休の心を形にした栗餡入り桃山製の焼菓子です。茶釜の形がかわいらしい人気商品です。
 その他、季節の生菓子やお茶会などに使われる上生菓子、常時5種類(こし餡・白みそ餡・白ごま餡・抹茶餡・季節の餡)の味が取りそろう『生麩まんじゅう』は、もちもちつるりとした食感で、京のおみやげとしても人気です。 
 夏季限定商品では、白みそ仕立ての調布の生地で柚子の求肥を巻き込み、鉾の屋根の形を表現した祇園まつり限定菓子「山鉾巡行餅」を7月の1ヶ月間のみ販売。上には八坂神社の御紋の焼き印をあしらわれています。八坂神社の御祈祷も受け、毎年大好評です。
 京都限定にこだわった各商品は、直営店5店舗(太秦店・嵯峨店・嵐山店・ザ・キューブB1京小町店・ポルタ店)と京都駅構内おみやげ売り場で購入できます。そして今年3月に新しくオープンした嵐山店では、店内にてお抹茶とお菓子が楽しめるお茶席を隣接、嵐山観光の合間にくつろげるスペースとしてご利用していただけます。