第125回 株式会社パックス・サワダ
第125回は、段ボールケース、化粧箱、その他包装資材の企画・デザイン・設計等、製造、販売をされている「株式会社パックス・サワダ」さんです。
前身は木箱の製造会社に始まり、時代の流れから1959年「澤田紙器工業株式会社」を設立して段ボール箱製造へと方向転換され、その後1978年に紙器部門を創設、1991年に亀岡市に工場を竣工するのと同時に社名を「株式会社パックス・サワダ」と改め現在に至ります。社名の「パックス」の由来は、P=Package(包装)・A=Art(芸術、技術、熟練)・X(未知数、予測しえない力)、PAX=平和の女神という意味があります。
現在は、電気・電子・通信・繊維・自動車産業等の工業品、食品業界、そしてサービス業とあらゆる業界との取引があり、京都の本社では総務、営業、デザイン企画を行い、亀岡工場にて生産活動を行われています。大きく分けて段ボール、紙器製品、包装資材の3つの製品を企画・製造・販売されており、包装に必要なものは全て取り扱いをされています。製作においては、営業企画の社員の方がお客様のお声を聞きながら表面のデザインから、CADを使って箱の設計までを行われています。
今後更に力を入れていきたい事業として「アソート」があります。これは、様々なメーカーの商品を一つの箱にセットして販売されるというもので、主にカタログギフトなどに掲載され注目を浴びている商品です。メーカーのお客様にとっては、商品を持ち込むだけで、包装資材の企画から発送まで、商品の期限や商品管理もお任せできるのでかなり好評だということです。
今回お話をお伺いした代表取締役会長の澤田さんは、会社の財産は「人」だというお考えで、従業員の健康管理に大変力を注がれています。具体的には、毎朝のラジオ体操や、年に2回の健康診断を実施。そういった日々の努力があり、2017年には「きょうと健康づくり実践企業認証制度」[注]において最優秀賞を受賞されました。こちらは京都府内で唯一の獲得企業ということで従業員の皆さんの誇りとなり、更にモチベ―ションを上げることができているとお話下さりました。
さまざまな要望に細やかな対応を心掛けられている㈱パックス・サワダさん。皆さんの会社でもパッケージ制作等必要となった際には是非ご相談ください。
[注]「きょうと健康づくり実践企業認証制度」・・・京都府内の事業所を対象に職員のがん検診受診率の向上や健康づくりに取り組む企業を認証し、その取り組みを公表する制度。