祇園祭はハモ祭とも呼ばれるように、京都ではこの時期がハモのシーズンです。梅雨の水を飲んで、脂がたっぷりのった7月のハモ。小骨が多く調理が難しいため骨切りという技で小骨が取りのぞかれます。ここが料理人の腕の見せどころ。熟練の技でさばかれ調理されたハモは、ひと口食べると口当たりがよく、少しコシを感じる食感。湯引きし、氷水で冷やしたものを梅肉でさっぱりと仕上げた「おとし」など、料理は素材の旨みを生かしたクセのないあっさりとした味が特徴です。祭と暑さで疲れたら、あっさりとしたハモ料理で京の夏の味を堪能してみませんか。