vol.22 八ッ橋 味(あじ)変(へん)化(げ)

iitoko04
漬け物、あぶらとり紙、清水焼、京扇子、宇治茶…京都の名所を観光する途中で、おみやげを選ぶ楽しみ。いま挙げたもの以外にも京都の名産品は数ありますが、京みやげの定番といえば、やはり「八ッ橋」ではないでしょうか。細長い形状で焼かれ、パリッとした軽やかな食感が香ばしい「八ッ橋」や、しっとりとやわらかな短冊状の「生八ッ橋」。薄皮の生八ッ橋であんを包んだものに至っては、定番のニッキや抹茶味だけでなく、チョコバナナ、ラムネ、黒ゴマ、桜、栗入りなど、バリエーションがかなり豊富に揃っています。八ッ橋の由来は諸説ありますが、そのひとつは江戸時代の筝曲家・八橋検校を偲んで、筝の形を模したというもの。現在、京都で八ッ橋をつくるメーカーは複数存在しています。お店によって異なる味わいや趣向など、食べ比べしてお気に入りの八ッ橋を探してみるのも楽しいかもしれませんね。

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