vol.24 京都人の感性が生んだ京町家

iitoko06京都の町を歩けば、あちらこちらで見かける京町家。その家屋には独特のつくりが施されています。たとえば「天窓(てんまど)」。昔の京では隣同士が密接して家が建てられたため、家屋の横側には窓がつくれませんでした。また京都人には、他人に干渉されることを好まないという気質があります。そこで考えられたのが、屋根につくられた「天窓」。天窓は外から家内をのぞかれることがなく、さらには暗い家内に「光」を、暑い夏には「風」を取り込むことができたのです。まさに、この町で快適に暮らすために、京都人の感性が生んだアイデアでした。最近増えている古い京町家を生かしたお店。そんな店に入ってみれば、京都人の感性を感じることができるかもしれません。

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