日常のマナー 土瓶蒸しのマナー (2014/11)

松茸のおいしい季節になりました。
「香り松茸味湿地」ということわざにもあるように、松茸の香りは格別です。日本では弥生時代から食されていて、万葉集でも詠まれています。
その松茸の香りを味わう料理の一つに土瓶蒸しがあります。
土瓶蒸しとは、土瓶を使って作る蒸し物です。土瓶の中に、松茸、白身魚、鶏肉、えび、三つ葉、銀杏など、香り高い素材にお出汁をはって蒸したお料理で、香りと季節感を楽しめます。
土瓶蒸しの食べ方は、はじめに、お出汁を味わうのが鉄則です。
右手で静かに土瓶を持ち上げ、左手で底を支えながらお猪口にお汁を注ぎ、味わいましょう。
お汁を味わったら、土瓶の蓋をあけて、具を杯に取り分け、具とお汁を交互にいただくようにします。
また、スダチやユズがついてくるので、それらの汁を土瓶に入れたり、お猪口に入れて風味を楽しみます。

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