vol.14 むつの家
こんにちは!(^^)!京都出身ピアノ弾き語りシンガーソングライターの森ゆきこです。
今月も京都の「ええ店」をご紹介していきますよ♪
今回ご紹介するのは祇園に店をかまえる老舗「むつの家」さん。
明治30年に旅館「六乃家」として創業し、のちに旅館の一部をふぐの専門店「むつの家」としたそうです。
背筋がしゃんとするたたずまいに、少しの緊張とふんわりとただよう柔らかさを感じつつのれんをくぐりました。
20数席ほどの店内には、カウンターとテーブル席があります。
迎えてくださったのは、3代目店主の後藤平八郎さんと、息子さんである4代目の幹夫さん。
後藤平八郎さんはふぐ料理の専門職人として「京都の現代名工」に認定されています。
おふたりが笑顔で迎えてくださり、すぐに緊張がほぐれました。
季節の鱧料理をいただけるということで、期待がふくらみます(^^)
まずは「鱧しゃぶ」
肉厚で脂がのった鱧。
出汁にくぐらせると鱧がまるで花ひらいていくようで、弾力があり、かめばかむほど味わいがひろがります。
こんな美味しい鱧食べたことない!!
鱧の味を引き立てるのが自家製の橙ポン酢。数種類の橙を丁寧に手絞りし、醤油と合わせます。
さらに、数年前に作って寝かせたポン酢を合わせているそうです。
やわらかな酸味で鼻に抜ける香りがさわやか。
深みのある味わいは手間と時間をかけてこそなんですね。
そして、出汁もしっかりいただきましたよ。
皮を下にして焼いた鱧の骨で出汁をとられているそうで、これがまた旨味たっぷりでたまらなく美味しいのです。
最後は雑炊にしていただきます。
鱧の骨切りを見せてくださいました。
鱧の骨を切るための専用の包丁を持たせていただきましたが、重くて大きいです。
小気味よく「シャッシャッ」という骨切りの音が聞こえます。
これぞ鱧の音!まさか目の前で見せていただけるなんて思いませんでした。
お店の方が本当に気さくです(^^)
「骨切りはもちろんですが、断面を極限まで広くとる薄造りのようなスタイルで提供しています」とのこと。
これは脂ののった鱧をいかに贅沢に提供できるかを追求した手法。
長年のふぐの調理の経験によってなせる技です。
まるで芸術のようです。
それにしても、鱧が美しい…
脂がのってきらきらとしていたのも印象的でした。
続いては鱧の天ぷら。
企業秘密ということですが、鱧一匹でごく少量しかとれない非常に脂ののった部位を使っているそう。
素材を引き立てるお塩でいただきました。
売り切れ御免の一品です。
今回訪れたむつの家さん。
美味しいものを美味しい時期にしかださないというお店のこだわりと熟練の技とひとつひとつの手間をおしまない姿勢で、旬の素材の美味しさを最大限に引き出します。
店主の人柄か、はじめて訪れた気がしないあたたかさを感じるのも魅力(*^_^*)
今度はふぐの季節に訪れてみたいです。
<森ゆきこプロフィール>
京都出身のピアノ弾き語りシンガーソングライター。
絵本の世界が好き。時には優しくよりそうように、 そして時にはどこか不思議な世界へとみなさんをご案内いたします。
聴く人の心がそっと温かくなりますように。
認知症サミットの日本後継イベントで来日したG7の視察先にてミニコンサートを行う。
認知症の方とご家族の為のカフェ、【レモンカフェ】のテーマソング「レモンの和」を宇治市の依頼により制作・披露。
その後、京都府・宇治市の共同制作としてCDを制作。
演劇公演への楽曲提供。ケーブルTV番組のエンディング曲に採用。
ラジオ出演。新聞掲載。
※毎週木曜日21:30からツイキャスと言う動画生放送で歌とおしゃべりしています。
是非一度見に来てくださいね。
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その他のライブ情報などお問い合わせは私の公式HPを是非ご覧ください。
森ゆきこ公式HP http://moriyukiko.com/
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